最新のがんの統計では、男性の65%、女性の50%が一生のうちにがんと診断されるとされています。また、がんで亡くなる確率は男性27%、女性18%です。まさに2人に1人が一生のうちにがんと診断され、4~6人に1人ががんで亡くなるということです。がんで亡くなる方の部位別では、男性であれば1位肺 2位胃 3位大腸 女性であれば1位大腸 2位肺 3位膵臓となっています。
当院の外来通院されている患者様にも定期的に健診などで検査を行うようお勧めしています。がんは早期発見が重要です。早期がんはほとんど症状がありませんので、検査を行うしかありません。男女ともに上位3位までのがんを発見するために、肺がんは胸部CT、胃がんは胃カメラ、大腸がんは大腸カメラ、すい臓がんは腹部CTや腹部エコーで早期発見することができます。当院には胃カメラ、大腸カメラ、全身のCT撮影が可能ですので、気になることがございましたらいつでもご相談ください。訪問診療を行っている患者様でも、体重減少が進んだり、黒色便がでている、咳が長引くなど気になった症状があれば、ケアマネージャーさんやヘルパーさんと介護タクシーなど移動手段を手配したり、デイサービスなどの日取りを調整したりして、迅速に検査を行っています。