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暑くなってきました。熱中症にご注意ください。  ☆内科、在宅医療☆

人間の体は、汗をかいて皮膚の表面から熱を逃がす構造になっており、自然に体温が下がるような仕組みになっています。しかし、最近は日差しが強く、気温や湿度が高い日が続いています。激しい運動や長時間の屋外作業をすることで、体温が上がり、脱水になります。体内の水分や塩分のバランスを崩し、熱の調整がうまくいかなくなります。高熱やふらつき、嘔気、頭痛やひどい場合は痙攣や意識障害などのさまざまな症状を起こします。

在宅医療で治療中の患者様のご自宅へお伺いした際、部屋に異常な程熱気がこもっていることがあります。高齢者は体温調整がうまくいかない方が多く、夏場でも厚着していたり、エアコンをつけずにお部屋で過ごされています。自分でも気づかないうちに体が脱水、高温になり、倦怠感やふらつき、嘔気など熱中症の症状を引き起こし、ご家族に気づかれて緊急連絡がある場合が増えています。さらに、高体温の場合、コロナ感染症との区別が難しい場合もあります。病状と環境と、抗原検査と身体所見などでしっかり診断して正しい治療を行っていく必要があります。

当院が訪問診療した際、熱中症と診断した場合は、まず水分補給を促します。急激に熱を下げると体の表面の末梢血管が閉まってしまい、深部体温が逆に上がってしまう場合があるため、ゆっくり扇風機などでからだの熱を少しづつ下げてあげます。場合によってはその場で血液検査を行い、脱水があれば自宅で点滴をしたり、汗をかけない場合は、霧吹きなどで水を体にふってあげると、蒸散熱で少しづつ熱が下がってきます。重症な方は脱水による腎機能障害や電解質異常をきたし危険な時もありますので、その際は病院で治療を行えるよう調整することもあります。

最近は記録的な猛暑が続いています。これまでの暑さ対策では熱中症は防ぐことが難しくなってきている印象です。このことを意識して体温調節をしっかり行い、こまめに水分摂取をこころがけ、なんとかこの夏を乗り切ってください。気になる体調不良などありましたらいつでもご相談ください。