在宅医療での便秘対策  自宅でできるケアのポイント  | 福岡の在宅医療・訪問診療「クリニック・ホームドクターズ」総合内科・糖尿病内科・消化器内科

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在宅医療での便秘対策  自宅でできるケアのポイント 

おはようございます。昨日は天気が悪くて、片頭痛持ちの私は朝から頭痛がひどかったです。頭痛持ちは辛いですね、片頭痛による日本の経済的損失は、勤務中の生産性低下や欠勤などにより年間で約2兆円〜2兆3,000億円に達すると推定されているそうですよ。私は休まないよう薬を早い段階で内服して、な〜んとかなっています。

今回は、便秘についてのお話をしようと思います。在宅療養中の患者さんでよく見られる悩みです。日常生活の変化や活動量の低下、薬の影響などが重なり、便通が不安定になることは少なくありません。外来でも便秘の訴えは多いので、年齢とともに腸の働きは弱ってくるのだと思います。さらに訪問診療中の患者様は、ADL低下されている方が多く、あまり動かないため便秘の方多いですね。

便秘は単なる不快感にとどまらず、食欲の低下や腹部の張り、体調全体への影響につながることもあります。そのため、日頃から無理のない範囲で対策を行うことが大切です。

まず意識したいのは水分摂取です。体内の水分が不足すると便が硬くなり、排出しにくくなります。こまめに水分を摂ることを心がけ、特に朝起きたときにコップ一杯の水を飲む習慣は効果的です。

次に、食事の内容も重要です。食物繊維を多く含む野菜や果物、海藻類などをバランスよく取り入れることで、腸の動きを助けることができます。ただし、急に量を増やすと逆にお腹が張ることもあるため、少しずつ取り入れることがポイントです。

また、可能な範囲で体を動かすことも腸の働きを促します。ベッド上であっても、足を動かしたり、軽い体操を取り入れるだけでも効果があります。

排便のリズムを整えることも大切です。毎日同じ時間帯にトイレに座る習慣をつけることで、自然な排便につながることがあります。無理に力むのではなく、落ち着いて時間を確保することが重要です。

在宅医療では、必要に応じて薬による調整も行います。便秘の状態や体調に応じて適切な薬を選ぶことで、無理のない排便コントロールが可能になります。市販薬を自己判断で使用する前に、医師や薬剤師に相談することが安心です。よく使われるお薬としては、酸化マグネシウム、アミティーザなど便を柔らかくするタイプのお薬です。これは、自然排便を促す薬ですので、最初に使用することの多いお薬です。それでも出ない場合は、センノシド、アローゼンなどの大腸刺激薬です。大腸を刺激することで、便を押し流します。強力なのですが、下痢や腹痛の原因となるため、屯用使用を基本とします。継続すると効果も弱ってくるため注意が必要です。

ご家族や介護スタッフが関わる場合には、排便状況を共有することも大切です。何日出ていないか、便の状態はどうかといった情報が、適切な対応につながります。気にしていないと、10日以上出ていなかった、食欲低下があり、排便コントロールで改善したなんてことは多くあります。

便秘は日々の生活の中で改善できる要素が多くあります。小さな工夫を積み重ねることで、無理なく整えていくことが、安心した在宅療養につながります。

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