在宅医療での転倒予防  日常生活で気をつけたいポイント | 福岡の在宅医療・訪問診療「クリニック・ホームドクターズ」総合内科・糖尿病内科・消化器内科

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在宅医療での転倒予防  日常生活で気をつけたいポイント

あたたかくなってきましたね。昨日は黄砂飛散多かったようで、花粉症や喘息などのアレルギー系の症状を多く認める患者さんが多かったようです。皆さん運動していますか?この時期花粉症も大変ですが、やはりご年齢を重ねると筋肉は委縮し、足腰は弱っていきます。少しづつの積み重ねで気づくと自宅でテレビばかりみてゴロゴロしている時間が長くなり、気づくと寝ている時間が長くなり、気づくと寝たきりになっていたりすることもあります。病気だけでなく、運動不足も寝たきりになる大きな要因であるとおもいます。

通院が難しい在宅療養中の方にとって、転倒は注意が必要な出来事の一つです。体力の低下やバランスの変化により、ちょっとした段差や動作でも転びやすくなることがあります。転倒による骨折も寝たきりになる大きな要因です。夜間救急部で仕事をしていた時も、一日に何台も転倒による骨折の患者さんが運ばれてきていました。転倒による大きい骨折ですと女性の大腿骨頸部骨折が多かった印象です。女性は閉経後、骨密度が急速に低下していきますので、注意が必要です。骨密度測定を行い、骨粗しょう症がひどい場合は、投薬治療を行うといいでしょう。

転倒を防ぐためには、まず生活環境の見直しが大切です。床に物が置かれていないか、移動の邪魔になるものがないかを確認し、できるだけ安全な動線を確保します。次に、足元の安定を意識します。滑りにくい履物を選び、必要に応じて手すりや杖を使用することで、転倒のリスクを減らすことができます。照明も重要なポイントです。特に夜間は視界が悪くなりやすいため、廊下やトイレまでの道を明るくしておくことで安心して移動できます。また、無理をしないことも大切です。体調がすぐれないときや疲れているときは、無理に動こうとせず、周囲のサポートを受けることが安全につながります。

在宅医療では、必要に応じてリハビリや福祉用具の提案を行っています。介護保険をご利用されていれば、通所でのリハビリ、訪問看護でもリハビリが受けれます。ご相談いただければケアマネージャーさんに相談して調整することも可能です。生活環境や体の状態に合わせた調整を行うことで、より安全に過ごすことができます。

ご家族や介護スタッフが日々の変化に気づくことも重要です。少しの違和感でも早めに対応することで、大きな事故を防ぐことにつながります。

転倒は日常の工夫で予防できることが多くあります。安心して在宅療養を続けるために、できることから取り入れていくことが大切です。

福岡の広範囲でチームによる在宅医療を行っています。

訪問診療にご興味がございましたら、遠慮なく当院までいつでもご相談ください。