在宅医療というと、どうしても「診療」の部分に目がいきがちです。
診療はもちろん大事です。
当院ではよく、「一番優しい先生になりましょう」と先生方にお伝えしています。
一番優しいとは、患者さんにとって、家族にとって、支えるスタッフにとってです。
そうです、在宅医療はチーム医療なんです。
ですが実際に現場で感じるのは、チーム内での連携がうまくいかないケースが多くあるということです。
連携において大事なこと、それが「診察後の情報共有」です。
訪問診療では、患者さんの生活は医師だけで支えているわけではありません。
ケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパー、家族。多くの人が関わりながら成り立っています。
医師は診察時しか患者さんの状態をしれませんが、実際の現場ではケアマネージャー、施設スタッフ、施設看護師、訪問看護、家族の方が圧倒的に長時間患者さんと触れ合い、問題点を認識していただいています。これだけ多くの患者さんに関わる人々がいるので、出来だけ円滑に情報共有し、患者さんのために少しでも役立てることができればいいなと思います。
診療後に医師がどんな状態と判断したのか。これからどんなリスクがありそうなのか。何に気をつけるべきなのか。
例えば、同じ「体調は安定しています」という一文でも、
・どのような点が安定しているのか
・どこに注意が必要なのか
・今後どう変化しそうか
ここまで書かれているかどうかで、受け取る側の安心感は大きく変わります。
これをわかりやすく、そして迅速にしっかり伝えることが、一番重要です。
少しでも異変を感じたり、上記内容で早く伝えた方がいいことがあれば、直接電話しています。今では情報のやり取りをMCSのようなツールでもやり取りできます。
いろんなスタッフの方から「この先生の話しはわかりやすい」「この先生はちゃんと見てくれている」
そう言っていただけることがあります。
実はそれは、特別なことをしているわけではありません。ほんの一言、「次にどうすればいいか」を添えているだけです。
在宅医療はチーム医療です。だからこそ、情報の質がそのまま医療の質になります。
もし在宅医療を検討されている方がいれば、「どんな診療をしているか」だけでなく、「どんな情報共有をしているか」もぜひ見てみてください。
それが、安心して任せられる医療かどうかの大きな判断材料になります。
福岡院、春日院、筑紫野院で福岡の広範囲に訪問診療をしております。もしお困りの患者様がいらっしゃればいつでもご連絡ください。LINEでも公式アカウントよりご相談いただけます。